試打レポート

CF-455 TOUR

操作性と圧倒的な飛距離がウリの、和宏エンタープライズの新製品『MYSTERY(ミステリー) CF-455TOURドライバー』を永井プロに試打してもらった。

1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞

今回試打するのはロフト角11°のモデルですが、8.5~12度まで0.5度刻みの幅広いバリエーションをラインアップしているのが特徴です。

ミステリー CF-455TOURの見た目の印象は?

「CF-455」のネーミングを冠しますが、ヘッド体積は460㎤。高慣性モーメント&シャローフェース設計でやさしく打てそうな印象。

フェース素材は弾きのいいDAT55G、ボディ素材は6-4チタンを採用。フェース面はミステリーお家芸のレーザーミーリング加工が施されています。

構えた第一印象は?

まず、構えて感じるのは、フェース面がしっかり見える点。フェース全体の面積が広く、かつ、シャローフェースの460㎤サイズともなると、クラウン側の投影面積が大きく見え、とても安心感があります。フェースアングルもスクエアで構えやすい。

それでは実際に打ってみましょう。

衝撃のフィーリング!幅広い層が打てるMYSTERYのセミシャロー

ドライバーらしいフェースの反発力が手に伝わってきました。DAT55Gの打感のやわらかさやヘッドの統一感、繋がりが出ていますので、打感にこだわる人へ是非推奨したい。また、バルジがやや入っているので、オフセンターヒット時の寛容性があり、操作性、方向性の部分でもプラスに導いてくれます。

全体的にやさしいヘッドに位置付けられますが、球はつかまり過ぎることなく、左への引っ掛けミスが少ないのも特筆すべき点です。

計測器で低スピンを実証飛距離283.8ヤードを記録

トータル飛距離280ヤード超えです! 打ち出し角13.1度でキャリーも257.4ヤードとしっかり出ています。試打クラブはロフト角11度のヘッドでしたが、ボールスピン量は2272rpm。低スピン性能&高打ち出しで圧倒的な飛距離を生み出しています。

装着シャフトはFSPの「MX-V PLUS」。50g台の強靭な復元反発力が持ち味のしなり系デルで、非常にタイミングの取りやすいシャフトだと感じました。

私のヘッドスピードだとアンダースペックなので飛距離は出しづらいかな、と感じましたが非常に満足のいく結果に。ヘッド特性である高打ち出し&低スピン&高慣性モーメントを数値でも実証しています。

ミステリー CF-455TOURはどんなゴルファーにおすすめ?

CF-455TOUR』の基本性能はやさしさ&低スピンに集約されます。『TOUR』のネーミングを冠していますが、高慣性モーメント&スイートエリアの広さといったやさしさを備えており、アベレージから上級者まで幅広い層が性能を享受できるモデル。

球浮きは良いが、上がりすぎることはなくロフトイメージ通りの弾道が期待できます。

これまでMYSTERYのあらゆるヘッドを打ってきましたが、印象深いのがチタンヘッドのFW『C-HT511』。インパクト音、手に伝わるフィーリング、弾きの良さは「おっ」と唸らせるほど。今回試打した『CF-455TOUR』もその時と同じ衝撃を受けました。

DAT55G素材による手応え、マイルドだけど爽快感のある打球音、弾きといった部分を実際に手に取って味わってほしいですね。

※軽量(188g±)タイプ、CF-455HC(高反発)も2019年初頭発売予定。

Korean

Chinese